ごあいさつ

守口ラグビーフットボールスクールは昭和53年、大阪府立高校の日曜日グランド解放の府教育委員会の施策により発足しました。
対象は守口市、門真市や大阪市など周辺地域の幼稚園、小学生、中学生を中心に、勇気と闘志「勇闘」のスローガンのもと土曜日中心の月4回のペースで、府立守口東高等学校、淀川河川敷で練習しています。
公認資格を持つコーチ陣が、日本ラグビーの底辺拡大という基本のもと、ボランティアでラグビーへの情熱と愛情あふれる指導を行っています。私どもは、学校の週5日授業による教育制度をふまえ、週1回でも”汗と土”にまみれる子ども本来の姿にもどれる機会をつくり、ラグビーを通じて、子供達が将来様々な困難に勇気をもって立ち向かえるよう人間形成の基礎づくりをサポートしています。

安全でなければスポーツでは無い

ラグビーは激しいコンタクトが発生するため危険なスポーツとの一般認識がありますが、ラグビー界は早くから安全対策を進めています。指導員は安全対策講習が義務付けされており、講習を受けないとチーム登録ができず試合もできないという厳しいルールがあります。守口ラグビースクールでも安全対策をしっかり行い、大きなケガや熱中症といった重傷事故を起こさない状況の維持に努めています。有資格者や現役プレーヤーや生徒の親がボランティアで指導していますが、ラグビーを中心にスポーツ全般の知識を広げ研鑽して、やさしさと情熱をもって指導にあたっています。

将来の運動能力は幼児期に作られる

守口ラグビースクールでは将来どんなスポーツにも対応する運動能力の基礎作りに注力しています。

幼児期のラグビー

幼児期の身体能力のうち特に神経型の発達に関わる器官は「脳、脊髄、視覚器、頭径」です。これらの器官は6歳までに成人の9割程度も発育してしまいます。そして12歳頃には、ほぼ100%となります。生まれてから12年間で神経系の発達が目覚しく、恐ろしいスピードで様々な神経回路が仕上っていくのです。この神経回路が出来上がると、その後はなかなか消えることはありません。わかりやすく言いますと、自転車に一旦乗れるようになれば長いあいだ乗らなくてもいつでも乗ることがでます(スキャモンの発達曲線から)。

つまり体を器用に動かしたり、リズムに合わせて動いたりする能力は幼児期に作られるということになります。例えば3、4歳ではスキップが上手くできないお子さんが多く見られます。スキップは神経系の発達を促進する運動の一つですが、守口ラグビースクールの練習のスタートで「早く、遠く、高く」3種のスキップを取り入れて幼児期に飛躍的に向上する神経系の発達を促進しています。

目で見て脳で判断して体を動かす。

この流れがスムースにできるとスポーツ競技が楽しくなります。これも守口ラグビースクールの練習テーマの一つです。早く走れることはラグビーを楽しむうえで最も大切な要素ですが、相手を上手くかわせることも重要です。相手の動きを見て瞬時に動ければつかまらずにゴールまでボールを運ぶこともできます。幼児期にはとくに「俊敏性」の向上を目指しています。

習い事 守口市
守口ラグビースクール

初めは指導員の話がなかなか聞けませんので子供たち目線で接し、仲良くなるところからスタートし、遊びながらコミュニケーションを図りラグビーとスポーツの基礎を学んでいきます。その間集中力や他人との関係性についても学びます。試合はコンタクトが無い「タグラグビー」なので運動の苦手な子でも楽しくゲームができます。ラグビーを学ぶというよりは水泳や他の習い事と同じような感覚で参加している生徒も多くいます。

3年生からのラグビー

学年が上がると強さも必要となります。ラグビーはコンタクトが発生するスポーツです。いいプレーヤーになるには当然体の強さも必要となります。しかし12歳くらいまでは持って生まれた資質が身体能力を左右しますので、筋トレなどの効果はあまり見えてきません。この時期には幼児期から培った俊敏性に基づいた体の使い方を習得してもらいます。ラグビーはボールを使った陣取りです。全員でボールを繋いで相手ゴールまで運ぶためのランニングスキル、パスのスキル、タックルを受けた時の体の使い方、ラグビーを理解するためのスキルを中心に指導しています。

守口ラグビースクール
守口ラグビースクール

5年生からのラグビー

この頃から本格的にラグビーを学びます。コンタクトも激しくなってきて強いチームとそうでないチームの差も出てきます。タックルする、タックルされる、パスをする、ボールを受ける、キックする、スペースに走る、チームプレーする。すべてに於いてそれまでの練習成果が試される時期になります。ラグビーを理解し、目標を立て、そのためのスキルを磨き向上心を保つ。さらに精神面での成長も必要になってきます。あきらめない、くじけない強い心を育てる。そのためのサポートをご家族と指導員が一体となって行っています。

ご父兄、指導員は子供たちの成長を一番に考え、共にラグビーを楽しめる環境を目指して日々活動しています。